あっ、やっと起きた…おはよー…
寝すぎだよー…僕の彼女は本当にお寝坊さんなんだから…
…ん?ここ?ここはね、僕とキミがずっと一緒にいれる場所だよ…
あぁ…暴れないでよ…っていってもどれだけ暴れても逃げられないよ?…ただ、その首輪がどんどん閉まっていっちゃうだけ…僕だってキミの肌に傷なんて付けたくないんだから…
え?何でこんなことするのって?…キミ本気で言ってるの?…
…キミさぁ、昨日誰といたの?…誰と一緒に家まで帰ったの?…誰にその笑顔を振りまいてたの?…ねぇ!?答えなよ!
その笑顔も声も体も全部、全部僕のモノでしょ?僕だけのモノでしょ?何で他の男に見せてるの?ねぇ、何で何で何で何で何で!?
…あぁ、大丈夫…泣かせてごめんね…分かってるよ、キミが悪いんじゃないよね…あいつに唆されたんだよね…
だからね…あいつを消してきたんだよ?…嘘じゃないよ、僕、キミに嘘なんて付いたことないでしょ?…
ねぇ、褒めてよー…唆されてたから怖かったでしょ、そいつが消えたんだから嬉しいでしょ?よくやったねーって褒めてよ…ねぇ!?
…あぁゴメンね、また大きい声出しちゃった…
…このまま僕もキミも一緒に消えたら、ずーっと一緒にいれるかなーって思ったんだけど、先にあいつ消しちゃったから予定変更…
この部屋にいれば誰にもキミを見せなくてすむし、全部僕のモノになる…
え?どうして?キミは僕とずっと一緒にいたいって言ったじゃん…問題ないよね?…
…違う?ねぇ、違うって何?…あぁ嬉しすぎて頭が混乱してるのかな?…大丈夫だよ…僕がずーっと側にいてあげるから…僕もキミも満足でしょ?…
…さっきからガタガタうるさい…うるさい、うるさい、うるさい!キミは僕のモノだって言ってるでしょ?他の人に存在なんて知られなくていいでしょ?キミに触っていいのも、傷付けていいのも、ぐちゃぐちゃに壊していいのも僕だけ…キミに触れようとするやつは、あいつと同じように消していくから…
ねぇ好き、大好き…これからどんどん楽しくしていこうね…